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血管シーリングとは?

当院では血管シーリング機能を持つ高周波手術装置を導入しています。
(SHAPPER ai:MERA、泉工医科工業)

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高周波手術装置(以下、電気メス)とは電気の力によって止血凝固を行う手術機器です。手術室ではごくありふれた装置ではありますが、安全で早く、確実な手術を行うためには医療現場になくてはならないものです。

従来の電気メスは単に出血個所からの”血を止める”という単機能のものが主流でしたが、最近の上位機種では様々な止血凝固のための付加機能が組み込まれており、手術用ワークステーションとして発展してきております。

当院に導入済みの電気メス装置は、より安全確実手術を行う上で電気メスとしての切る、止血するという基本機能の充実だけではなく、さらに血管シーリング機能血管を電気的に圧着して糸を使わずに血管処理をする機能)を持っております。

従来の電気メスでは到底不可能な直径7mmまでの太い血管縫合糸を使わずに素早く安全に止血、切断処理することができます。この直径は犬猫のほとんどの血管サイズをカバーすることができるものです。
こういったシーリング機能を用いることで、短時間で確実な手技が求められる不妊・去勢手術をはじめとして、頻繁な血管の処理を要求される難易度の高いあらゆる手術の時間短縮が可能です。

血管シーリングデバイスによる手術時間の短縮という意味では、たくさんの血管処理が必要な手術であればあるほどその効果は大きく、そうした手術のひとつと考えらえれる脾臓摘出手術時間をシーリングを効果的に用いることでおおよそ半減することができます。

こういった手術時間の短縮は安全な手術のためにはなくてはならないことです。さらに一つ一つの血管処理の正確性を上げることで、手術をより確実なものとして、さらに合併症の低減をするなど総合的に質の高いオペレーションが可能となります。

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血管シーリングを用いた外科手術は確実な血管止血処理が行えるという利点以外に、もう一つの”糸を体内に残さない”という非常に大きなメリットを持っております。近年問題になっているダックスフントなどの特定犬種において、体内に残した縫合糸が原因となる「縫合糸反応性肉芽腫(にくげしゅ)」などの、手術後に起こる非常に治療の難しい特殊な炎症性の病気の発症を予防する効果が期待できます。

当院で実施する犬猫の不妊、去勢手術は全例でこの血管シーリングシステムを用いております。詳細に関しては獣医師までお尋ねください。

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