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動物専用血圧計について
血圧の測定件数増加のため、動物用血圧計を追加導入いたしました
「petMAP graphicⅡ、OlympusAVS」
この機種は小型軽量なため、診察室内で飼い主様同伴でストレスの少ない血圧測定が可能です。また、緊急時や麻酔中の安全性を確保するために活躍いたします。
最近ではヒト用の家庭用の簡易な血圧計が入手しやすくなって久しいですが、これらは動物用には使用できません。理由は測定精度の問題以外に動物の種類や大きさや測定する部位により、測定値が大きく変動してしまうのが原因のひとつです。
動物専用のものは内部に測定結果を演算処理する仕組みを持っており、動物特有の測定結果のばらつきや測定部位、動きによる誤差を最小限にしてくれます。また、興奮で血圧の安定しない動物や猫での安定的な測定が行いやすくなっております。
さらにこの機種では測定が全自動で行われるため、測定者による誤差が最小限となる仕様になっております。
血圧を随時測定できるメリットは大きく、様々な疾患による高血圧症の診断や治療方針の決定、管理をより正確に行うことができます。
特に、近年では腎疾患や循環器疾患の分野にはなくてはならない重要なツールとなってきております。
非接触生体モニターとは?
重症患者動物の周術期(手術後の一定期間)や入院期間の監視をより安全、確実に行うことを目的として、ワイヤレスバイタルモニターを2台導入いたしました。この機器は特に循環器や呼吸器系などの重症患者さんや手術後の不安定な動物をモニタリングする際に威力を発揮します。
本装置の特徴は本体から出るマイクロ波を検出することにより、離れた場所から心拍数、呼吸数を測定できる点にあります。動物には一切の機材を装着することなくストレスフリーでの測定が可能です。
動物はその動きをコントロールすることができません。このため入院犬舎、特にICU環境での安定した心拍呼吸の測定をすることが難しい場面に多く遭遇します。そういった問題の解決の一助となる画期的な装置です。
さらに、測定データはWi-fi環境により院内あらゆる場所で確認可能なことです。多くの医療スタッフの目に触れる機会を増やすことで、バイタルサインの悪化時に速やかな対応が可能なるだけでなく、遠隔での監視機能を持つIT機器としても機能する次世代の測定機器です。
千葉県船橋市西船1-19-28 朝日ビル1階
無料駐車場14台
駐輪場9台併設
病院前に6台と隣接する8台の駐車スペースがあります
